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公開講座経緯

アカシヤこどものへや 第1回公開講座

 長野県松本市にある県立寿台養護学校で、アカヤこどものへや公開講座の前身とでも言うべき、「松本夏のゼミ」を開かせて頂いた。

 停年を迎えた木村が、長い間お世話になった寿台養護学校の先生方への御礼の意味を込めて、「障害児教育を考える会」を作ろうとしたのが発端となった。

   ○ 期日 平成20年(2008年) 8月8日、9日 
   ○ 場所 寿台養護学校あゆみ部
    研修の記録は、「アカシヤこどものへや便り15号」に掲載した。

アカシヤこどものへや 第2回公開講座

 前回、木村は只の傍観者だったので、お詫びを込めて、こどもへやのこども達との係わりの様子をお話させて頂いた。
 遠方からもご参加下さった皆様に、厚く御礼申しあげる。

   ○ 期日 平成21年(2009年) 8月1日、2日 
   ○ 場所 石川県河北郡内灘町  内灘町文化会館
   ○ 参加者 88名 (県外45名 石川県内 43名)

画像の説明

安曇養護学校長、布山清保先生のご厚意により、長野県安曇野市で開催した。

今回もまた、子ども達との「係わりの系譜」を話題にした。

   ○ 期日 平成22年(2010年) 7月31日、8月1日 
   ○ 場所 長野県安曇野市 穂高交流学習センター“みらい” 
   ○ 参加者 73名 (長野県内12名 長野県外 61名)

アカシヤこどものへや 第4回公開講座

 前回の講座にわざわざご参加頂いた、福島の高屋、渡邉両先生より、次回の公開講座は是非福島でという、ありがたい申し出を頂いた。

 その打ち合わせのために福島に向かおうとしていたその日、東日本大震災が起こった。

 福島をはじめ、東北の皆様に少しでも日常が戻る日を祈りながら、開催を延期した。

 1年後、高屋先生より再びお誘いを頂き、先生方の苦境を聞かせて頂くためお言葉に甘えて、敢えて福島での開催を決断した。

   ○ 期日 平成24年(2012年) 7月28日、7月29日 
   ○ 場所 福島県郡山市 郡山市労働福祉会館
   ○ 参加者 247名 (福島県内155名 福島県外 92名)

 第1日目には、震災直後から現在にいたるまでの、福島の特別支援学校の様子を教えて頂きました。
 かねてより、震災当日の先生方の咄嗟の対処の様子や、只でさえ移動困難な児童に対して身を呈して守る以外になかった苦悩をお聞きしてはいました。

 校舎のいたるところに生じた亀裂や、児童が跳ね回るはずの校庭が汚染されていることを目の当たりにしてはおりましたが、その後、ご家族と離ればなれになった児童や、仮の学校を必死に巡回して、児童一人一人の痛手に対峙された先生方の思いは、どれほどのものであっただろうか。

 福島の先生方のお話をお聞きした後の、翌日の私の話は軽すぎて後ろめたさで一杯でしたが、以下のタイトルで何とか一日をしのぎました。

 障害児心理学つれづれ 
  ー継時的世界に生きる、ゆかりさんと歩んだ紆余曲折の系譜ー 

 第1日目に、苦境にある福島の先生方のお話から、参加者は多くを学びました。
 「苦境にある方から、係わり手が学ぶ」、障害児教育の枢要はそこにあることを、あらためて知ることが出来ました。

 また、管理職の先生方を筆頭に、お世話を頂いた福島の先生方への惜しみない賛辞がアンケートに多数記されていたことを申し添えます。

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